募集中です!:MIT視察セミナー企画 「ポストFITと持続可能な再エネビジネス」2018年6月21日~26日

ミット・エナジー・ヴィジョンでは今年も、下記の日程で募集型での視察・セミナーを企画し、募集を行っています。催行は決定していますが、あと数名のご参加をお受けすることができます。

 

期間:2018621日(前日までに各自でドイツ・ミュンヘン入りしていただき、早朝に市内に集合)~626日(前日の夜でプログラムは終了し、この日はドイツ・フライブルクで解散)

 

費用:12700 ユーロ(予定)、(現地集合・現地解散、宿泊費シングル利用5泊)

応募締切り:2018年3月31日

 

メインテーマ「ポストFITと持続可能な再エネビジネス」

 

今年は、FITを卒業したドイツにおける新しい再エネビジネスというテーマと並んで、日本では野立ての太陽光発電が数多くの問題を引き起こしているため、自然保護を両立させる持続可能な再エネ開発をテーマに視察セミナーを行います。また同時期に開催される欧州最大のソーラーメッセである「インターソーラー・ヨーロッパ」を訪問し、蓄電池分野に重点を置いて見学します。

 

視察先の選定候補とテーマ:

・メッセ・インターソーラーを案内付き見学(蓄電池関連を中心に)

・エネルギー自立農村のヴィルトポルツリード村を訪問

・ソーラーシェアリング視察

・近自然型管理・デザインによる野立てソーラーパーク

・エネルギーシフトの要である団地改修と地域熱供給、そしてプラスエネルギー建築

・セクターカップリングとVPPのレクチャー

・風光明媚な中山間地域での風車の開発(自然保護対策・代替対策・景観保全、自然保護団体との協働)

 

参加をご希望の方は弊社にまずはメールでご一報ください。

info@mit-energy-vision.com

 

具体的な訪問先、プログラムは以下からダウンロードください。

 ※プログラムは現在調整中です。訪問先の都合によって変わる可能性があります。

Download
MIT中欧セミナー2018 06 開催案内22032018.pdf
Adobe Acrobat Dokument 941.0 KB
エネルギー自立村のヴィルポーツリート
エネルギー自立村のヴィルポーツリート

MIT Energy Vision 欧州視察セミナーのイメージビデオ


「進化するエネルギービジネス―100%再生可能へ! ポストFIT時代のドイツ」を出版しました!

 

これまでMITでは、ドイツをはじめとする欧州の再エネ推進の状況について、「欧州のエネルギー自立地域」「ドイツの市民エネルギー企業」という2冊の共著を執筆してきました。

 

この春に「100%再生可能へ!」シリーズ三部作の集大成ともいえる新著が出版されましたのでお知らせします。FITという助走が終わったあとの新しい再エネビジネスを中心に、MIT3名に加えて、2名の豪華な専門家を加えた共著となっています。

 

タイトル:「進化するエネルギービジネス―100%再生可能へ! ポストFIT時代のドイツ」

出版社:新農林社

著者:村上敦、滝川薫、西村建佑、梶村良太郎、池田憲昭

ISBN-13:978-4880280950

 

内容:

ポストFIT時代に突入した、「ビジネスとしての欧州再エネ」の新側面に迫る!自然と調和する持続可能な発電設備のデベロップメントから、自家消費、直売、VPP、系統の柔軟化、デジタル化、セクターカップリングまで。欧州在住ジャーナリストがエネルギー自立の進化を現場からレポート。分散型エネルギー社会実装によって変容するエネルギービジネスはどこへ向かうのか?

 

現在、新農林社のオンラインショップ等でご購入頂くことができます。

 


論文「都市エネルギー公社の新設と再公有化」の日本語訳が公開されました

 

ミット・エナジー・ヴィジョンでは、ドイツのヴッパータール研究所が発刊した「都市エネルギー公社の新設と再公有化」という90ページ弱のレポートの日本語版翻訳を行いました。下記リンクからダウンロードして読むことができます。拡散を歓迎します。

【レポートのダウンロードリンク(ページ右端から)】

 

「都市エネルギー公社の新設と再公有化」

著:クルト・ベルロ、オリヴァー・ワーグナー

日本語版序文:ラウパッハ・スミヤ ヨーク

発行:ヴッパータール研究所

翻訳:ミット・エナジー・ヴィジョン(滝川・池田・村上・西村)

スポンサー:ソーラーコンプレックス社

 

(レポートの紹介)

この数年、ドイツでは自治体によるエネルギー公社の新設や、それに伴う地域の送配電網の再公有化・買い戻しというトレンドが見られています。このレポートでは、そういったトレンドの現状と背景を分析し、また自治体がエネルギー供給を行う公社や配電網を所有することによって、どのような目的を達成することができ、そこにはどのようなチャンスとリスクが存在するのかを調査しています。

 

本レポートの日本語翻訳は、ドイツの市民エネルギー企業であるソーラーコンプレックス社の依頼により実現されました。同社およびミット・エナジー・ヴィジョンでは、このレポートが日本での専門的な議論や、自治体による都市公社の新設に貢献することを願っています。


欧州の電力事業における透明性の確保

欧州では、電力取引は市場で行われ、インサイダー取引を防止するため、様々なリアルタイムの情報サイトが誕生しています。

同時に、再生可能エネルギーの発電量が増加しているため、それらの発電量を示す有意義な予測やリアルタイム&過去の統計情報に市民がアクセスできるようになっています。

 

そんな事例を取りまとめて以下に紹介しておきます。

 

1.ドイツ・ライプチヒの電力取引市場EEX、およびフランス・パリのスポット電力取引市場EPEXにおける透明性確保のためのリアルタイムの発電量と予測発電量のサイト

ドイツ・オーストリアの発電状況

http://www.transparency.eex.com/

フランスの発電状況

http://clients.rte-france.com/

 

2.ドイツでは、増え続ける再生可能エネルギー電力をどのように系統に受け入れるのか、研究者が自由に資料として活用できるように、フラウンホーファー研究所ISEによって、上記の透明性確保のための15分毎の電力取引市場に上がってくる情報と各種の高圧系統事業者などからの情報を融合させ、以下のような素晴らしい統計サイトが提供されています。

https://www.energy-charts.de/

 

3.ちなみにデンマークの取り組みでは、発電所からの発電量、主要なウィンドパークからの発電量、そして系統でどのように電力が流れているのかを、図に表して、市民に情報提供しています。

https://www.energinet.dk/

 

4.そして水力発電で賢く稼ぐスイスでは、以下のHP上の右下にリアルタイムの系統利用情報が掲載されています(当然、ドイツでも、どこでも、高圧系統利用者は、リアルタイムで接続点の情報を後悔しています)。ちょっと見えにくいですが、スイス地形の図を数分見ていると、数字が変更されるのに気が付きます。

http://www.swissgrid.ch/

 

これらの取り組み、いろんな国ではじまっています。

日本でも各電力事業者間の系統連系や、ある一定規模以上の発電所の出力変動がリアルタイムでWEB上に表示されるようになる、そんな日が来るのでしょうか?