私たちはエネルギーを主軸とする視察セミナーを             中央ヨーロッパで提供しています。

ウェビナーシリーズ開催のご案内 ~ 2021年9月22日/23日/29日

2021年9月末に三回のウェビナーシリーズを開催します。今回は、気候中立や持続可能な社会づくりという視点から見た住宅建築をテーマとして、ドイツ、スイス、日本からご報告します。

オンラインセミナー: 講演 50分  質疑応答 30-40分  参加費: 1700円/人

 主催:MIT Energy Vision GbR 社   共催:Smart Sustainable Solutions 株式会社

 

2021年9月22日(水) 18-19:30     池田憲昭

Vol.7  森と建築における炭素収支 〜ドイツ・スイス・日本の科学的知見と事例から

案内&お申込み:https://mitwebinar07.peatix.com/view

 

 

森は人間に木材という素晴らしいマテリアルを供給し、同時に炭素固定能力を持っています。人間の生活の大切なベースである建物は、木材や土や石といった伝統的な自然素材や近代の化学合成建材を使って建てられ、炭素を排出もし、マテリアルに固定された炭素をそのまま維持することになります。本セミナーでは、森と建築の炭素収支について、最新の科学的知見や各種事例をもとに思索します。

●       森づくりと利用のマネージメントと炭素固定

●       高齢の森が実は炭素固定が量がというケースの理由

●       木材、コンクリート、アルミ、プラスチックの炭素収支の比較 〜とりわけグレーエネルギーに注目して

●       セメントを使わないコンクリートの開発研究

 

  

2021年9月23日(木) 18-19:30   滝川薫

Vol.8  スイスに見る、気候中立と持続可能性のための住まいの形

案内&お申込み:https://mitwebinar08.peatix.com/view

 

スイスでは、気候中立や脱原発といった政策目標の達成や、持続可能な社会づくりにおいて、建築分野は最も需要な対策分野となっています。本セミナーでは住宅建築に焦点を当て、脱炭素対策やSDGs実践まで、持続可能な社会づくりに必要な総合的な視点から、豊富な事例を交えながら紹介します。

●       これまでの省エネルギー化、エコロジー化政策の歩み

●       政策の成果、脱炭素のための課題~改修率倍増から建材生産まで

●       建築におけるSDGsの実践~スイス持続可能な建築基準

●       持続可能なコミュニティとしての集合住宅地というトレンド

 

  

2021年9月29日(水) 18-19:30   村上敦

Vol.9 ドイツの知見を取り入れた北海道ニセコ町における住宅地開発の取り組み

案内&お申込み:https://mitwebinar09.peatix.com/view

 

日本の地方、および都市部においては、核家族化の益々の進行、少子高齢化の流れは一様に生じていますが、流入・流出の社会動態は、地域ごとに千差万別です。中には南ドイツやスイスのいくつかの農村部と似通った状況、つまり人口小規模の農村地域においても人口の微増傾向が観察され、住宅不足が深刻な自治体もあります。今回はそんな自治体の一つであるニセコ町において、公民連携のまちづくり会社が設立され、ドイツの知見を取り入れたSDGsモデル住宅地の開発の取り組みについて紹介します。

本セミナーでは、ニセコ町における地域課題は何か? それを解決するべくモデル住宅地が計画されていますが、その構成要素、基本コンセプトはどのようなものとなっているのか? など、上記まちづくり会社の役員も務めるMIT村上が詳しく解説します。

●ニセコ町における地域課題とその解決

●市場原理と都市計画効力の限界の狭間で

●地域住民が求めているこれからの住まい方とは

●エネルギー、交通、建築などインフラにおける性能について

 

 

ウェビナーシリーズ開催のご案内 ~ 2021年3月2日/4日/9日

2021年3月、福島第一原発事故から10年の時が経ちます。皮肉にもMITの立ち上げにも繋がることとなったこの事故の日のタイミングで、ミット・エナジー・ビジョンでは、3回のオンラインセミナーを開催します。内容は、セクターカップリングの3要素、電力=交通=熱部門についての3回連続講座となっていますが、どれか1回だけでもお申込できます。皆さまのご参加を楽しみにしています!

  

2021年3月2日(火) 18-19:30   滝川 薫

Vol.4 スイスとドイツの事例から~自然と共生する太陽光を考える

お申込み:https://mitenv-webinar4.peatix.com/view

 

日本各地では、自然破壊型の大型太陽光発電の乱開発により、太陽光発電そのものへの地域住民の反対意識が強まってきています。このウェビナーでは、地域の自然を保全・促進し、住民からの受容度が高い発電施設となるための二つの異なるアプローチを、スイスと南ドイツの地域事例から紹介します。

  • ビオトープとなるドイツの野立て太陽光~自然促進型のデザインと管理
  • 建物上・自家消費が基本のスイス~野立ては行わないという選択
  • 自家消費コミュニティのトレンド
  • エネルギー大転換における建物上の太陽光のポテンシャル

 

2021年3月4日(木) 18-19:30    池田  憲昭

Vol.5 欧州からEV最新情報 −EVとソーラー自己消費、LCA、電池の生産とリサイクル

お申込み:https://mittenv-webinar5.peatix.com/view

 

大きなCO2削減ポテンシャルがある交通分野で、ここ数年で急速に開発普及が進むEV。昨年秋より実際にEVに乗り換えた講師が、最新の科学的知見をベースに、自分の体験も踏まえ、欧州のEV最新情報をお届けします。

  • 経済的だからEVにした -EVとソーラー自己消費と充電インフラ
  • 走行距離が長い大きな電池は必要? -EVのLCA(ライフサイクルアセスメント) 
  • サステイナブルな資源利用は可能か? -電池の生産とリサイクル 

 

2021年3月9日(火) 18-19:30   村上  敦

Vol.6 ドイツの暖房・給湯など建物の設備機器における気候中立への道

お申込み:https://mitenv-webinar6.peatix.com/view

 

ドイツではいわゆるネットワーク型の暖房・給湯などの温熱設備の推進が行われている。例えば、都市ガス(ドイツでは天然ガス配管)につながれた高効率ガス設備や電力による温熱設備、あるいは地域熱供給によって直接熱供給を行う取り組みなどである。

これは、来るべき気候中立(CO2排出ネットゼロ)の社会が到来するとき、そのエネルギー源をCO2排出ゼロに置き換えることで(例えば、天然ガスを再エネガスに、電源をすべて再エネに、熱供給のヒートセンターを再エネ100%に)、社会全体に普及されている設備機器の総取替を行わなくても済むからであり、同時にこれらの熱機器には柔軟性が保たれることが期待されている。

日本では聞き慣れないこうした取り組みについて、現状の進展度合いとそれを推進する制度、そしてこの先、どのような対策が加わると2050年の気候中立を実現できるのか、ドイツにおける構想をじっくり解説します。

  • 遅くとも2050年には完全実施されなければならない気候中立を支える技術、セクターカップリングとは?
  • その際に、住宅の省エネ性能はどの程度必要?
  • ドイツでの主流の暖房・給湯機器はどのように変化している?
  • 再エネガスって何? どのように作って、普及するつもりなの?

 

 

ウェビナーシリーズ開催のご案内 ~ 9月24日/28日/10月1日

9月末/10月始に、MITのメンバー3人で、3回のオンラインセミナーを開催します。

みなさまのご参加をお待ちしております!

 

【MITエナジービジョン ウェビナーシリーズ ー  持続可能な社会の実現へ】(計3回)

 

2020年9月24日(木) 20:00-21:30  村上 敦

Vol.1  ドイツのエコタウンと気候中立のために必要なインフラ

案内&お申込みhttps://mit-energy-vision-ecotown.peatix.com

 

開発時の配慮によって、中で暮らす人に我慢を強いたり、生活水準を犠牲にしたりすることなくCO2の排出を半減しているエコタウンの事例を紹介。その住宅地インフラに、この先、何が加わると2050年の気候中立を実現できるのか、ドイツにおける構想をじっくり解説します。

・ドイツ・フライブルク市におけるヴォーバン住宅地を事例に、エコタウンとはどのようなものかを解説

・遅くとも2050年には実現されなければならない気候中立を支える技術、セクターカップリングとは?

・住宅地における再エネによる地域エネルギー供給

・住宅の省エネ性能はどの程度必要?

・マイカーほぼなしで機能する都市交通。道路を車のための空間から、人間のための空間に!

 

 

2020年9月29日(火) 20:00-21:30  滝川 薫

Vol.2 ビオホテルから考える持続可能な観光業 - 100%オーガニック+カーボンニュートラルへ

案内&お申込みhttps://mit-energy-vision-biohotel.peatix.com

 

ビオホテルとは持続可能な観光業を目指して、100%オーガニックの食とエネルギー・資源マネジメントに取り組むホテルのこと。欧州で最も信ぴょう性とブランド力の高いホテルの環境認証です。「エネルギー大転換」と「食・農の大転換」に挑むビオホテルの魅力や背景を紹介します。

・ビオホテルとは何か? ~ 歴史、基準、組織

・持続可能な観光業と衣食住のモデル

・カーボンニュートラル時代のホテル業 ~ エコ建築、省エネ、再エネ

・ビオホテルの事例~都市型、休暇型、農業型など

・ビオホテルの背景~オーガニック市場の傾向、農の大転換

 

 

2020年10月1日(木) 20:00-21:30  池田 憲昭

Vol.3 木質バイオマスエネルギーは持続可能なソリューションになるか?

案内&お申込みhttps://mit-energy-vision-holzenergie.peatix.com

 

再生可能エネルギーの一つとして欧州でも日本でも需要が伸びている木質バイオマスエネルギー。欧州での過去の失敗や現状の課題や問題を冷静に直視して、森林大国日本での現実的で持続可能な木質エネルギーのソリューションの是非を探ります。

・木資源というケーキをサステイナブルに多様に切り分ける -エネルギー材の取り分は?

・経済的な木材利用の要「輸送ロジスティック」-日本におけるソリューションは?

・熱利用メイン、発電はおまけ -技術的な課題、問題

・薪のロマン主義と都市空気汚染

・木質バイオマスエネルギーはCO2ニュートラル?

 

開催案内: MIT中欧視察セミナー 「エネルギー自立と再生可能エネルギーの最新傾向」 2020 年11月1日~7日  ⇒ 2021年に延期となりました

※ 下記の視察は2021年春頃に延期となりました。具体的な日取りは後日に発表致します

ミット・エナジー・ヴィジョンでは2020年11月に、下記の募集型視察・セミナーを催行します。

 

期間 2020年11月1日~7日 
費用 2600ユーロ(現地集合・現地解散、シングル6泊) 
応募締切 最大人数に達し次第、2020年9月10日 まで

 

メインテーマ「エネルギー自立と再生可能エネルギーの最新傾向」

今年のテーマは、地域におけるエネルギー大転換や再生可能エネルギー利用の最新傾向の事例訪問です。欧州地域における持続可能な開発(SDGs)についても、多様な側面から体験できる視察プログラムになっています。参加をご希望の方は弊社にメールでご一報ください。

プログラム概要

11月1日(日)チューリッヒ空港・到着日

11月2日(月)シンゲン市、市民エネルギー企業ソーラーコンプレックス

11月3日(火)バーゼル市、都市部における太陽光発電利用の最新例

11月4日(水)黒い森地方のシュタットヴェルケと持続可能な木資源利用

11月5日(木)フライブルクのまちづくり、ドイツのエネルギー政策

11月6日(金)太陽光発電事業者から見た自家消費ビジネス、総括

11 月7日(土)チューリッヒ空港へ移動、解散

 

具体的なプログラムの詳細は以下からダウンロードください。

MIT中欧セミナー2020 11月 開催案内.pdf
Adobe Acrobat Dokument 1.4 MB
エネルギー自立村のヴィルポーツリート
エネルギー自立村のヴィルポーツリート

MIT Energy Vision 欧州視察セミナーのイメージビデオ

「進化するエネルギービジネス―100%再生可能へ! ポストFIT時代のドイツ」を出版しました!

これまでMITでは、ドイツをはじめとする欧州の再エネ推進の状況について、「欧州のエネルギー自立地域」「ドイツの市民エネルギー企業」という2冊の共著を執筆してきました。

この春に「100%再生可能へ!」シリーズ三部作の集大成ともいえる新著が出版されましたのでお知らせします。FITという助走が終わったあとの新しい再エネビジネスを中心に、MIT3名に加えて、2名の豪華な専門家を加えた共著となっています。

タイトル:「進化するエネルギービジネス―100%再生可能へ! ポストFIT時代のドイツ」

出版社:新農林社
著者:村上敦、滝川薫、西村建佑、梶村良太郎、池田憲昭
ISBN-13:978-4880280950

内容:

ポストFIT時代に突入した、「ビジネスとしての欧州再エネ」の新側面に迫る!自然と調和する持続可能な発電設備のデベロップメントから、自家消費、直売、VPP、系統の柔軟化、デジタル化、セクターカップリングまで。欧州在住ジャーナリストがエネルギー自立の進化を現場からレポート。分散型エネルギー社会実装によって変容するエネルギービジネスはどこへ向かうのか

現在、AMAZONおよびに新農林社のオンラインショップ等でご購入頂くことができます。


論文「都市エネルギー公社の新設と再公有化」の日本語訳が公開されました

ミット・エナジー・ヴィジョンでは、ドイツのヴッパータール研究所が発刊した「都市エネルギー公社の新設と再公有化」という90ページ弱のレポートの日本語版翻訳を行いました。下記リンクからダウンロードして読むことができます。拡散を歓迎します。

【レポートのダウンロードリンク(ページ右端から)】

「都市エネルギー公社の新設と再公有化」

著:クルト・ベルロ、オリヴァー・ワーグナー
日本語版序文:ラウパッハ・スミヤ ヨーク
発行:ヴッパータール研究所
翻訳:ミット・エナジー・ヴィジョン(滝川・池田・村上・西村)
スポンサー:ソーラーコンプレックス社

(レポートの紹介)

この数年、ドイツでは自治体によるエネルギー公社の新設や、それに伴う地域の送配電網の再公有化・買い戻しというトレンドが見られています。このレポートでは、そういったトレンドの現状と背景を分析し、また自治体がエネルギー供給を行う公社や配電網を所有することによって、どのような目的を達成することができ、そこにはどのようなチャンスとリスクが存在するのかを調査しています。

本レポートの日本語翻訳は、ドイツの市民エネルギー企業であるソーラーコンプレックス社の依頼により実現されました。同社およびミット・エナジー・ヴィジョンでは、このレポートが日本での専門的な議論や、自治体による都市公社の新設に貢献することを願っています。

欧州の電力事業における透明性の確保

欧州では、電力取引は市場で行われ、インサイダー取引を防止するため、様々なリアルタイムの情報サイトが誕生しています。

同時に、再生可能エネルギーの発電量が増加しているため、それらの発電量を示す有意義な予測やリアルタイム&過去の統計情報に市民がアクセスできるようになっています。

そんな事例を取りまとめて以下に紹介しておきます。

  1. ドイツ・ライプチヒの電力取引市場EEX、およびフランス・パリのスポット電力取引市場EPEXにおける透明性確保のためのリアルタイムの発電量と予測発電量のサイト
    ドイツ・オーストリアの発電状況
    http://www.transparency.eex.com/
    フランスの発電状況
    http://clients.rte-france.com/
  2.  ドイツでは、増え続ける再生可能エネルギー電力をどのように系統に受け入れるのか、研究者が自由に資料として活用できるように、フラウンホーファー研究所ISEによって、上記の透明性確保のための15分毎の電力取引市場に上がってくる情報と各種の高圧系統事業者などからの情報を融合させ、以下のような素晴らしい統計サイトが提供されています。
    https://www.energy-charts.de/
  3.  ちなみにデンマークの取り組みでは、発電所からの発電量、主要なウィンドパークからの発電量、そして系統でどのように電力が流れているのかを、図に表して、市民に情報提供しています。
    https://www.energinet.dk/
  4.  そして水力発電で賢く稼ぐスイスでは、以下のHP上の右下にリアルタイムの系統利用情報が掲載されています(当然、ドイツでも、どこでも、高圧系統利用者は、リアルタイムで接続点の情報を後悔しています)。ちょっと見えにくいですが、スイス地形の図を数分見ていると、数字が変更されるのに気が付きます。
    http://www.swissgrid.ch/

これらの取り組み、いろんな国ではじまっています。

日本でも各電力事業者間の系統連系や、ある一定規模以上の発電所の出力変動がリアルタイムでWEB上に表示されるようになる、そんな日が来るのでしょうか?