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この欄では、セミナー、視察、講演の日程や、その他のプロジェクトに関するニュースをお知らせします。
MITエナジービジョン ウェビナー - 持続可能な社会の実現へ 2020年9月/10月

Vol.1 ドイツのエコタウンと気候中立のために必要なインフラ
2020年9月24日(木) 20:00-21:30
講演 50分 質疑応答 30-40分 参加費: 1700円/人
案内&申込み:https://mit-energy-vision-ecotown.peatix.com
講師:村上敦(メイン) 質疑応答時はMIT社のメンバーも参加
開発時の配慮によって、中で暮らす人に我慢を強いたり、生活水準を犠牲にしたりすることなくCO2の排出を半減しているエコタウンの事例を紹介。その住宅地インフラに、この先、何が加わると2050年の気候中立を実現できるのか、ドイツにおける構想をじっくり解説します。
- ドイツ・フライブルク市におけるヴォーバン住宅地を事例に、エコタウンとはどのようなものかを解説
- 遅くとも2050年には実現されなければならない気候中立を支える技術、セクターカップリングとは?
- 住宅地における再エネによる地域エネルギー供給
- 住宅の省エネ性能はどの程度必要か?
- マイカーほぼなしで機能する都市交通。道路を車のための空間から、人間のための空間に!

Vol.2ビオホテルから考える持続可能な観光業- 100%オーガニック+カーボンニュートラルへ
2020年9月29日(火) 20-21:30
講演 50分 質疑応答 30-40分 参加費: 1700円/人
案内&申込み:https://mit-energy-vision-biohotel.peatix.com
講師:滝川 薫(メイン) 質疑応答時はMIT社のメンバーも参加
ビオホテルとは持続可能な観光業を目指して、100%オーガニックの食とエネルギー・資源マネジメントに取り組むホテルのこと。欧州で最も信ぴょう性とブランド力の高いホテルの環境認証です。「エネルギー大転換」と「食・農の大転換」に挑むビオホテルの魅力や背景を紹介します。
- ビオホテルとは何か? ~歴史、基準、組織
- 持続可能な観光業と衣食住のモデル
- カーボンニュートラル時代のホテル業~エコ建築、省エネ、再エネ
- ビオホテルの事例~都市型、休暇型、農業型など
- ビオホテルの背景~オーガニック市場の傾向、農の大転換

Vol.3 木質バイオマスエネルギーは持続可能なソリューションになるか?
2020年10月1日(木) 20:00-21:30
講演 50分 質疑応答 30-40分 参加費: 1700円/人
案内&申込み:https://mit-energy-vision-holzenergie.peatix.com
講師:池田 憲昭(メイン) 質疑応答時はMIT社のメンバーも参加
再生可能エネルギーの一つとして欧州でも日本でも需要が伸びている木質バイオマスエネルギー。欧州での過去の失敗や現状の課題や問題を冷静に直視して、森林大国日本での現実的で持続可能な木質エネルギーのソリューションの是非を探ります。
- 木資源というケーキをサステイナブルに多様に切り分ける -エネルギー材の取り分は?
- 経済的な木材利用の要「輸送ロジスティック」-日本におけるソリューションは?
- 熱利用メイン、発電はおまけ -技術的な課題、問題
- 薪のロマン主義と都市空気汚染
- 木質バイオマスエネルギーはCO2ニュートラル?
好評開催:MIT視察セミナー企画「自然・景観と共生する持続可能な再エネ開発」 2019年5月21日~26日
視察先一例:
- 環境団体BUNDによる自然推進型野立てソーラーパークの対策解説
- 地域エネルギー企業によるウィンドパークの自然代替対策
- ドイツの都市計画制度と再エネ計画に関するレクチャー
- シュヴァルツヴァルト地方におけるウィンドファーム開発と景観保護
- 省エネ改修による団地再生、地域熱供給、セクターカップリング
- 木質バイオマスエネルギーの可能性と問題
具体的なプログラムの詳細は以下からダウンロードください。
好評開催されました:MIT視察セミナー企画 「ポストFITと持続可能な再エネビジネス」2018年6月21日~26日
今年は、FITを卒業したドイツにおける新しい再エネビジネスというテーマと並んで、日本では野立ての太陽光発電が数多くの問題を引き起こしているため、自然保護を両立させる持続可能な再エネ開発をテーマに視察セミナーを行いました。また同時期に開催される欧州最大のソーラーメッセである「インターソーラー・ヨーロッパ」を訪問し、蓄電池分野に重点を置いて見学しました。
視察先とテーマ:
具体的な訪問先、プログラムは以下からダウンロードください。
盛況のうち催行されました:MIT視察セミナー企画 「ポストFITの再エネ・省エネ事業」2017年6月6日~11日
ミット・エナジー・ヴィジョンでは、2017年6月に下記の日程で募集型での視察・セミナーを実施しました。
●プログラム概要
6月6日(火) 到着日
夕方(18時ごろまでを想定)、フランクフルト空港第一ターミナル到着ロビーBのミーティングポイントに集合
貸し切りバスでホテルに移動(滝川)
泊:マインツ郊外の農村部
6月7日(水) マインツ近郊とフランクフルト市 担当:滝川
午前:太陽光発電業者にて自家消費型太陽光発電事業と蓄電池設置事業についてプレゼン
午後:フランクフルト市の集合住宅団地における太陽光電力の賃貸人への販売事業(賃貸人販売モデル)についてのレクチャーと視察
泊:黒い森北部
6月8日(木) 黒い森北部 担当:池田
午前:北シュヴァルツヴァルトの市民エネルギー協同組合による配電インフラ新設、熱供給事業(レクチャーと視察)
午後:中部シヴァルツヴァルトの市民エネルギー共同組合による再エネ電力の直売、賃貸人電力、産業における自家消費事業(レクチャーと視察)
泊:フライブルク市内
6月9日(金) フライブルク市周辺 担当:村上
午前:小規模ガスコジェネによる地域暖房とその電力の使用について(コジェネの設計手法と地域熱供給)
午後:
①ヴァインガルテン住宅地の省エネ改修と地域暖房、ヒートステーションの視察でセクターカップリングについてレクチャー
②フライブルク技術市役所のプラスエネルギー建築、EVによるカーシェアリングの躍進について解説
③再エネのFIP&入札制度の振り返り、取りまとめ、それにより生じたバーチャル発電所VPPと電力市場2.0について
泊:フライブルク
6月10日(土) フライブルク
午前:視察セミナーのまとめとワークショップ(池田・村上)
午後:フライブルク市内での自由時間
泊:フライブルク
6月11日(日) フライブルク
午前:希望者への追加レクチャー:ゾンネン社のバッテリーと小型蓄電池を利用したVPP「ゾンネンコミュニティ」について(村上)
※希望されない方は日曜日・朝のフライブルク市内をご自身でゆっくりと散策
昼頃:それぞれのフライト時刻に応じて、フランクフルト空港へ鉄道で移動
MITネットワーキング会議を開催しました
第1回MITネットワーキング会議を開催しました
2015年5月26日、新橋の社団法人クラブヴォ―バン会場にて、第1回MITネットワーキング会議を開催し、大変好評を頂きました。
MITの視察に参加された方々の中には、日本各地で分散型の再エネ・省エネ事業に取り組む方が増えてきています。そのような中、こういった方々のプロジェクト発表を通して、MITのお客様の間で経験を共有・交換する同窓会のような場を作りたい、そしてお客様に横の関係を構築して頂きたい。そんな想いから、MITは今回の会議を企画しました。
当日は日本全国から約30名のMIT視察参加者が集まって下さいました。7名の発表者の方々には、様々な形の市民出資の太陽光発電、小水力や電気自動車、地域熱供給、集住化、省エネ建築、地域のエネルギー公社設立といったテーマで、日本各地の多様かつ革新的な取組の事例をご報告頂きました。
ディスカッションでは、ドイツ再生可能エネルギー機関で広報を務める梶村良太郎さんに、ベルリンの視点からコメンテータを務めて頂きました。懇親会でも、様々な専門分野で活動されている参加者の間で熱心な情報交換に花が咲き、変化発展する日本のエネルギーヴェンデが肌で感られる密度の濃い半日となりました。
参加者の方々からは、「様々な取組をされている方と出会えたことが最も良かったことです」、「各地の具体的な動きを知ることができた」、「自分の知らない分野のことを学べた」、「自分達で動く手がとても大事だと改めて感じた」、「生の声が聞けた」、といった感想を頂きました。
MITでは、今回得られたフィードバックを活かして、来年以降の新な企画に結び付けて行きたいと考えています。
全国からお集まり頂き、オープンに経験を語って下さいました発表者とコメンテータの皆さま、そして会の進行を全面的にサポート頂きました一般社団法人クラブヴォ―バンの皆さま、どうもありがとうございました!
2014年の募集型MIT中欧視察セミナーからのご報告
ドイツ、スイス、オーストリアの市民や地域が主体となったボトムアップによるエネルギー・ヴェンデ(=社会変革を含むエネルギー大転換)は、政治的なブレーキや、一部の偏った報道やプロパガンダにまったくめげることなく、確実に広がっており、大きな社会潮流となっています。
MIT Energy Vision社では、毎年、募集型セミナーを企画しています。2014年10月に実施した中欧視察セミナーNo.6には、日本でエネルギー•ヴェンデ(大転換)を目指し活動されている方々、勉強されている方々総勢12名が参加され、大きな収穫があったと評価を受けました(写真下)。
今回は、ラインラント-プファルツ州とバーデン‐ビュルテムベルク州の各地域にて、ドイツのエネルギー・ヴェンデについて、再エネ・省エネ事業のこれまでとこれから、そして持続可能な資源利用や地域発展政策といった側面から、現場の声を聴き、設備を体験し、ディスカッションを通じて理解を深めました。また、一週間の視察を通して、参加者の方々の間では盛んな意見や経験の交換が行われました。
今回の視察プログラムは下記のリンクからご覧になれます。